なぜたわら先進国株なのか(3)

前回のブログで、具体的な銘柄を決める2つの視点をお伝えしました。

そこで、今回は、この2つの視点に沿って、たわら先進国株を分析します。

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第1の信託財産ですが、今更私がまとめるよりも、既に一覧表を作ってくれた方がいます(出典は「ますい画伯とインデックス投資?」)。

http://www.masuitousi.com/blog-entry-1026.html

このリンク先の表によると、たわら先進国株のマザーファンドは3192億円で、主要な先進国株投信中、第2位。しかも、首位の3315.2億円とほぼ変わらない規模です。


第2に、信託報酬を含む実質コストですが、これも別のサイトに一覧表があります(出典は「インデックス投資日記@川崎」)。

http://longinv.blog103.fc2.com/blog-entry-1775.html

このリンク先の表によると、たわら先進国株の信託報酬は0.225%(税抜)であり、主要な先進国株投信中、第1位。しかも、第2位のニッセイ外国株を除き、第3位以下を圧倒しています(ちなみに、第3位の信託報酬は税抜0.5%です)。

ところで、ニッセイ外国株の信託報酬は0.24%(税抜)で、0.225%(税抜)のたわら先進国株よりは高いものの、僅差です。

しかし、その実質コストは、上記リンク先によれば、0.51%です。上記リンク先の注釈には、0.51%は減額される前の信託報酬0.39%を前提としていると記載されているため、それを考慮すると、信託報酬を除くコストは0.12%となります。
したがって、ニッセイ外国株の推定実質コストは0.36%(減額後の信託報酬0.24%+推定コスト0.12%)となります。

これに対し、たわら先進国株の信託報酬を除く実質コストは、運用を開始した直後であることから不明です(新規設定は2015年12月18日)。これを推定したサイトもありませんでした。
そこで、自力で推定します。

まず、運用会社(DIAMアセットマネジメント)のHPを見ると、「DIAM外国株式パッシブファンド」という銘柄があります。これは水戸証券専売の投信ですが、たわら先進国株と同じマザーファンドを買って運営されています。

http://www.diam.co.jp/pdf/unho/313106_gaikoku_kabushiki_passive_unho.pdf

このリンク先は、上記投信の運用報告書です。
6頁に「1万口当たりの費用明細」がまとめられており、これを見ると、実質コストが0.68%(税込)であることが分かります。そして、上記投信の信託報酬は税込0.648%ですから、その差額は0.032%。これが信託報酬を除いたコストになります。

上記投信の信託財産は31億1300万円であり、昨年12月に新規設定されたたわら先進国株とは規模が違うため、全く同じコストではないはずです。
しかし、

1 どちらも同じマザーファンドを買うだけであり、現物株を買うコストはマザーファンドが負担していることから、ファンド自体のコストは非常に軽微であること。
2 たわら先進国株は驚異的な速度で信託財産を増やしており、既に21億1700万円に達していること。

から、今年の12月までには上記投信の信託財産を追い抜くと予想されます。
そこで、上記投信と同じ数字をたわら先進国株の推定コストとします。

そうすると、たわら先進国株の推定実質コストは税抜0.257%(0.225%+0.032%)、税込0.275%(0.243%+0.032%)となります。これはニッセイ外国株の71%です。

しかも、最初のリンク先の一覧表によれば、ニッセイ外国株のマザーファンドの信託財産額は508.8億円で、ニッセイ外国株自身の信託財産額は195.9億円ですから、マザーファンドの38.5%を占めています。
したがって、ニッセイ外国株に新規資金が流入すると、そのマザーファンドに大きく影響することが分かります。

これに対し、たわら先進国株のマザーファンドの信託財産額は3192億円で、最新のたわら先進国株自身の信託財産額21億1700万円を基準にしても、たわら先進国株がマザーファンドに占める割合はわずか0.66%に過ぎません。
したがって、たわら先進国株にいくら新規資金が流入しても、そのマザーファンドは微動だにしないことが分かります。



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コメント

運用手法をご存知ですか

ベンチマークすべての銘柄に連動させる完全法の他に層化抽出法や最適化法がありますが、ニッセイ外国株式は、銘柄数が少ないことから信託報酬を押さえていて、銘柄数が少ないことからどうしても指数とのずれが大きくなりがちで、比較的大きな調整(売買)が起こる仕組みです。そのため、実質コストは他より高めとなったり、指数連動性がないことからリターンの損失が起こりやすいです。
もう、信託報酬馬鹿は卒業氏が方がいいです。車の燃費試験みたいなものです。

No title

コメントありがとうございます。

ただ、インデックス投信である以上、指標との密着度と信託報酬を含む実質コストの低廉さの2点が運用成績を左右します。

そのため、純資産額は多ければ多いほど良いし、信託報酬を含む実質コストは安ければ安いほど良いという結論にならざるを得ません。
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プロフィール

たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

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