資本主義において搾取は必要不可欠である

人類の全歴史は階級闘争の歴史、すなわち搾取するものと搾取されるもの、支配するものと支配されるものとの争いの歴史であった。

これは有名な共産党宣言の中でもっとも有名な一節です。

これを書いたのはマルクスですが、マルクスは、労働者から賃金以上の剰余価値を得ることを「搾取」と定義しました。

我々も、インデックス投信を通じて株式を保有していることから、世界各地の労働者を搾取する側に立っています。

そして、投資をしていない人の手もきれいではありません。
預貯金をしていない人はいないからです。
預貯金は、金融機関を通じて企業に貸し出され、企業はその金を使って経済活動を行い、その過程で労働者を搾取します。

そう、日本で暮らしている以上、あらゆる人の手は汚れているのです。

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我々の父親の世代は大学紛争の末期の世代で、マルクスが彼らの大義でした。

彼らの闘争は挫折しましたが、結果的にいまの日本は歴史上もっとも成功した共産主義国家になりました。
日本では貧乏で死ぬことはありません。市役所の職員から多少の嫌みは言われるでしょうが、最終的には助けてくれます。まさにこの世の楽園です。

しかし、日本がこの世の楽園でいられるのは、日本国に金があるからです。日本国に金があるのは、日本国に所属する企業がたくさんの金を稼ぎ、その金でたくさんの労働者を雇い、直接ないし間接に日本国に多額の税金を納めているからです。

企業がどれだけの利益を上げることができるかは、労働者から賃金以上の剰余価値をどれだけ搾取できるかによります。

かつての日本では、日本人が資本家に搾取されていました。
古くは女工哀史、最近まではサービス残業や休日出勤は当たり前でした。

しかし、日本が豊かになり、労働関係法令が整備され、これを守らない企業はブラック企業として社会的非難を受けるまでになったことから、日本の企業は日本人労働者から多くのものを搾取することができなくなりました。

そのため、留学名目で外国人を呼んで安く働かせたり、途上国に工場を作って現地民を安く長く働かせ、彼らに支払う賃金の何倍、何十倍もの利益を得ています。

日本では違法でも、現地国では合法であるため、これを非難することはできません。
かつての日本も通った道だからです。
自国が貧しく、インフラ整備に回す金がない以上、第一と第二の人口ボーナスを得るためには、外国から金を引き入れるしかありません。
外国に渡す金をできるだけ少なくし、自国にできるだけ多くの金を落とさせるのは現地国の責任です。うまく立ち回ることができれば将来の繁栄につながるでしょうし、下手を打てば搾取されただけで終わるでしょう。

搾取する側も、自分がやらなければ競争相手が代わりに搾取するだけです。
搾取される側も、自国が志願しなければ他国に誘致されてしまいます。

どちらの側にとっても、資本主義社会を生き抜く以上、仕方がないことなのです。



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コメント

No title

同感ですね…。
今後、日本は金を世界に貸しまくって、その利子でしか…生活出来ないでしょう。

というか、順調に先進国の予定調和ですね。

あべちゃんもそういう考えだから「投資しろ・投資しろ…」って言っているんじゃないかとw


ただ、この考え方は30代半ば以上で経済的横綱相撲を取れるがある人間しか理解出来ないw

ただ平成100年頃には円借款しなくてもまっとうなお金の稼ぎ方が出来ることを願っています…そうなって欲しい…希望を持ちたい。
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