VTとVTWSXのどちらが儲かるか

VTの実質コストは0.11%であるのに対し、そのインデックスファンド版であるVTWSXの実質コストは0.21%ですので、両者のコスト差は年0.1%です。

もしVTWSXを日本の証券会社で買えるようになったら、どちらを買うべきでしょうか。

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VTの分配金は年によって変動しますが、おおよそ年利2.0~2.5%です。
現在、分配金の約3割が税金として徴収されますので、もし無分配であれば、税金として徴収されるはずだった3割相当額を運用することができます。

したがって、VTとVTWSXのどちらが儲かるかは、3割相当額の運用益と実質コスト差を比較すれば判明することになります。

1、年利2.0%のケース

税率は、アメリカ10%、日本20%として30%。
年利2%の30%は0.6%。
VTは、毎年、保有残高の0.6%を税金で失うことになる。

(1)期待リターン5%の場合
期待リターンを年利5%とすると、保有残高の0.6%の運用益相当額は、保有残高の0.03%(0.6×5%)となる。
両者の保有コスト差0.1%は、3年4か月(0.1÷0.03)で取り戻すことができ、3年5か月以降はVTWSXのほうが儲かる。

(2)期待リターン3%の場合
期待リターンを年利3%とすると、保有残高の0.6%の運用益相当額は、保有残高の0.018%(0.6×3%)となる。
両者の保有コスト差0.1%は、5年6か月(0.1.÷0.018)で取り戻すことができ、5年7か月以降はVTWSXのほうが儲かる。

2、年利2.5%のケース

税率は、アメリカ10%、日本20%として30%。
年利2.5%の30%は0.75%。
VTは、毎年、保有残高の0.75%を税金で失うことになる。

(1)期待リターン5%の場合
期待リターンを年利5%とすると、保有残高の0.75%の運用益相当額は、保有残高の0.0375%(0.75×5%)となる。
両者の保有コスト差0.1%は、2年8か月(0.1.÷0.0375)で取り戻すことができ、2年9か月以降はVTWSXのほうが儲かる。

(2)期待リターン3%の場合
期待リターンを年利3%とすると、保有残高の0.75%の運用益相当額は、保有残高の0.0225%(0.75×3%)となる。
両者の保有コスト差0.1%は、4年5か月(0.1.÷0.0225)で取り戻すことができ、4年6か月以降はVTWSXのほうが儲かる。

検証の結果、おおよそ5年程度ホールドするのであれば、無分配インデックス投信であるVTWSXのほうが儲かることが分かりました。

このように、0.11%という夢のような低コストETFであるVTでさえ、0.21%のインデックスファンドには勝てません。

VTは大中小株を含む全世界株投信であり、大型株を中心とする「たわら全世界株」と単純に比較することはできないとしても、超低コスト戦争の洗礼を受けつつある日本のインデックスファンドの世界においては、もう購入手数料と分配金再投資の手間をかけてVTを購入する時代は終わったのかもしれません。

少なくとも、一部のマニアを除き、松井証券で「たわら全世界株リバランス積立」の設定をし、毎営業日積立てをするだけで十分な時代になったことは確かです。

【参考記事】
毎日1200円で「たわら全世界株リバランス積立」をしよう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-424.html
ドルコスト平均法は、その時々の株価と為替を反映することに意義がある
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-436.html

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コメント

https://logicalinvesting.net/sp500-etf-601/

ここのシミュレーションと逆ですね。なんででしょう?

No title

コメントありがとうございます。

きっと、コスト差が0.5%もあるからでしょうね。
儲かるホールド期間は0.1%差で5年、0.2%差で10年ですから、0.5%差なら25年かかる計算になります。
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たわら男爵

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Painter:ますい画伯
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ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

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