VTのインデックスファンド(VTWSX)の実質コストは0.21%だった

全世界株に投資するバンガード社の米国株ETFである「VT」。
経費率が継続的に値下げされ、現時点では0.11%まで下がっています。

しかし、VTはETFであることから、必ず分配金を出さなければなりません。
分配金には、アメリカ税10%、日本税20.42%が課税されることから、税引き後では7割の分配金しか再投資に回せないことになります。

これに対し、インデックスファンドであれば、顧客に配当する前にファンド内で再投資してしまえば上記の課税はされません。

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VTのインデックスファンドは存在します。

その名は「VTWSX」です。
https://personal.vanguard.com/us/funds/snapshot?FundId=0628&FundIntExt=INT#tab=3

経費率(Expense Ratio)は驚きの0.21%。
※経費率(Expense Ratio)とは、信託報酬ではなく、信託報酬を含む実質コストの意味です。

下記サイト2頁に経費率(Expense Ratio)の内訳が記載されています。
https://www.vanguard.com/pub/Pdf/sp628.pdf#search=%27Vanguard++Prospectus+VTWSX%27

「Management Fees」 0.17%
「Other Expenses」 0.04%
「Total Annual Fund Operating Expenses」 0.21%

信託報酬が0.17%であることも素晴らしいのですが、信託報酬を除く実質コストがわずか0.04%であることも実に素晴らしいです。

たわら先進国株のコストを「VTWSX」風に整理してみます。

「Management Fees」 0.243%
「Other Expenses」 0.0366%
「Total Annual Fund Operating Expenses」 0.2796%

たわら先進国株も優秀ですが、「VTWSX」は、実質コストが高くなりがちな新興国株が1割弱含まれているのに0.04%という点が素晴らしいわけですね。

参考までに、VTのコストも見てみましょう。
下記サイト3頁に経費率(Expense Ratio)の内訳が記載されています。
https://personal.vanguard.com/pub/Pdf/p3141.pdf#search=%27Vanguard+Total+World+Stock+ETF+Prospectus%27

「Management Fees」 0.09%
「Other Expenses」 0.02%
「Total Annual Fund Operating Expenses」 0.11%

さすがVT。
信託報酬を除く経費率が「VTWSX」の半額です。
トータルコスト(経費率)で比較すると、「VTWSX」より0.1%安いことになります。

ということは、アメリカ人も「VTWSX」ではなく「VT」を買ったほうが儲かりそうな気もします(日本の証券会社では、「VTWSX」は買えません)。

明日に続きます。

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コメント

No title

VTのインデックスファンドVTWSX
初めて知りました。
いい!って思ったら日本の証券会社ではかえないんですね。

VTの購入コストの問題なかったらいいのですが。。。
海外ETFの購入コストも日本並になることはないと思われますか?

No title

コメントありがとうございます。

>海外ETFの購入コストも日本並になることはないと思われますか?

続編で検証したとおり、おそらく7~8年程度で、VTよりも「たわら全世界株」のほうが儲かると思われます。

また、マネックス証券は、頻繁に、購入手数料、為替手数料ゼロキャンペーンを実施していることから、以前と比べると購入コストは限りなくゼロに近づいたといえます。

とはいえ、米国ETFを一度買ってしまうと、配当金がドルで交付されるため、もう足抜けできないことになります。

私は、誰でも簡単にできる「たわら全世界株リバランス積立」のほうをおすすめします。

No title

すみません、教えてください。

>これに対し、インデックスファンドであれば、顧客に配当する前にファンド内で再投資してしまえば上記の課税はされません。

インデックスファンドは、課税後の分配金が再投資されていると思っていたのですが、違うのですか??

No title

たわら男爵様

ありがたいお言葉に感謝します♪

No title

あやさん

>インデックスファンドは、課税後の分配金が再投資されていると思っていたのですが、違うのですか??

分配金を出すファンドは、分配金課税後の金額を再投資することになり、ETFの分配金を自分で再投資するの同じ結果になります(再投資を自分でする必要がないだけです)。

※正確に言えば、分配金を出すファンドといっても、保有する個別株から得た全ての配当金相当額を分配するわけではないことから、すべての配当金相当額を分配するETFとは異なります。

しかし、分配金を出さないファンドは、そもそも分配金課税がなされないため、分配金課税相当額の運用益を得ることができます。

かつて、SMTやインデックスeが分配金を出したとき、投信ブロガーは悲嘆にくれましたが、そういう理由からでした。

No title

kongkongさん

たわら全世界株も検証してみましたので、よろしければご覧ください。

No title

>分配金を出さないファンドは、そもそも分配金課税がなされないため、分配金課税相当額の運用益を得ることができます。

私は長らく勘違いしていました('Д')

でも分配金を出さない外国株式インデックスファンドでも、その保有する米国株式についての分配金には、米国で10%課税されいるのですよね?

No title

あやさん

>でも分配金を出さない外国株式インデックスファンドでも、その保有する米国株式についての分配金には、米国で10%課税されているのですよね?

隠れコストである現地国課税の問題については、非常に複雑であり、私の理解が正しいかどうか不安があります。

とはいえ、せっかくご質問をいただいたことから、記事にしてみました。
間違っている可能性がありますが、よろしければご覧ください。

No title

わざわざ記事にして頂いて恐縮です。

確かに複雑ですね・・・
よく読んで勉強させて頂きます。

有難うございました。
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たわら男爵

Author:たわら男爵
Painter:ますい画伯
http://www.masuitousi.com/

ブログ開始日 2016年3月1日

●リスク資産(6割)は「たわら先進国株」(楽天証券)とVT(SBI証券)をほぼ50:50でホールド中。
●つみたてNISA(SBI証券)では「たわら先進国株」を年初一括40万円購入。
●楽天カード投資(毎月1日)では「たわら先進国株」を毎月5万円購入(+特定口座で11日と21日に各5万円ずつ積立買付中)。
●SBI証券で「インデックスマラソン」の毎営業日100円投資を実行中。

●無リスク資産(4割)は、個人向け国債変動10(みずほ証券、SMBC日興証券)と楽天銀行(金利0.1%)。

パソコン版右端の「ブログ記事検索」と「カテゴリ」が便利です。

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