SMBC日興証券、dカード投資を検討

楽天証券は、大躍進中です。

楽天証券の口座開設数は、なんと600万口座。
しかも、これらは休眠口座(口座開設後に放置)ではありません。口座保有者の5人に1人が積立投資をし、その平均投資額は1人あたり月額3万3834円というのですから、バリバリに動いています。
【参考】
●楽天証券、SBI証券の2か月遅れで600万口座に到達
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2130.html

この最大の原因は、楽天カードによる投信積立サービスの導入でした。
なぜなら、楽天証券によると、投信積立の70%が楽天カード決済だからです。

投資信託の購入額×1%のポイントがもらえるのは極めて魅力的です。
楽天証券の大躍進を見た他社も、続々とクレジットカードによる投信積立サービスの導入に踏み切っています。
【参考】
●クレジットカードで投資信託を買おう
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2181.html





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さて、クレジットカードによる投信積立サービスを既に導入している証券会社は、

楽天証券(楽天カード、還元率1%
SBI証券(三井住友カード、還元率0.5%、ゴールドカードの還元率は1%、プラチナカードの還元率は2%

の2社です。

エポスカードセゾンカードでも投資信託を購入することができますが、購入できる投資信託が極めて限定されています。


また、クレジットカードによる投信積立サービスの導入を発表している証券会社は、

マネックス証券(アプラスカード、導入時期は2021年冬、還元率は1%を予定)

の1社です。

【参考】
●マネックスカード投資の還元率は1%
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2155.html


さらに、クレジットカードによる投信積立サービスの導入を検討している証券会社は、

auカブコム証券(auPAYカード)

となります。

【参考】
●auカブコム証券、auPAYカード投資・積立額+10%の上乗せを導入か
http://tawaraotoko.blog.fc2.com/blog-entry-2152.html


そして、本日、SMBC日興証券dカードによる投信積立サービスの導入を検討していることが報道されました。

若年層などの新規顧客開拓ではドコモのdポイントや決済サービスを活用した積み立て投資の提供や、個人型確定拠出年金(イデコ、iDeCo)などの税制優遇制度に対応したサービスの提供を検討する。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB122UR0S1A710C2000000/

NTTドコモおよびSMBC日興証券、ロボアドバイザーサービス「THEO」を運営するお金のデザイン(東京都港区)は7月12日、資産運用サービス拡充に向けた協業検討を合意したと発表した。
若年層や投資未経験層が資産運用を始めやすい環境の整備のため、dポイントやdカードを使った積立投資の提供に向けた検討を行う。

https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2107/12/news079.html

dポイントやdカードなど、ドコモの決済サービスを活用した便利でおトクな積立投資の提供に向けた検討の実施
https://www.sankei.com/economy/news/210712/prl2107120436-n1.html


dカードの還元率は1%ですから、dカード投資の還元率にも期待が持てます。

こうして見ると、クレジットカードによる投信積立サービスの還元率は、1%が標準になってきました(三井住友カードも、年会費が永年無料になるゴールドカードを新設することで還元率1%を達成しています)。
法規制によって1つの証券会社におけるクレジットカードによる投信積立サービスの上限は月額5万円ですが、複数の証券会社を利用すれば積立投資の全てをクレジットカード決済で行うことも可能になりつつあるわけで、実に素晴らしい時代になりました。

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コメント

No title

積立額の上限が規制の関係で各社5万円になることを考えると,2〜3社が精一杯になりそうですね.
そうなるとどこの証券会社を利用するのかを考える必要がありますね.
楽天証券・SBI証券が鉄板となってくるのでしょうが,各社1%ポイント還元となるとSBI証券がやや不利になりますかね.
ゴールドNLの年会費無料条件を達成できないのでノーマルNLでSBI証券を利用しますが,還元の差は許容できる範囲内なので口座を悪戯に増やさないで済む方を選びます

No title

くは72さん、コメントありがとうございます。

>楽天証券・SBI証券が鉄板となってくるのでしょうが,各社1%ポイント還元となるとSBI証券がやや不利になりますかね

マネックスはカード会社に難があり、カブコムはサイトの使い勝手に難があり、日興はマイナーすぎると考えると、まずは楽天、次にSBI(ただし、ゴールドカード保有者はSBIを優先利用)という順番になりそうです。

ただ、各社ここまでカード投資に対応すると、現在4ファンドに限定されているエポスが対象ファンドの拡大に向けて頑張ってくれるのではないかと期待しています。

No title

証券会社そのものとしてはSBI
クレカ戦略の効が奏して楽天

SBIがクレカ戦略を攻略し切れればSBIが強いのに、何故それを優位に進めなかったのかな。三井住友カードの業界優位性を取ったのは分かるけど、ユーザーとしては、カード会社より自分への恩恵として単に還元率を比べるよね。

ですが、やはり証券会社そのものを選びたいと思います。

No title

コメントありがとうございます。

>SBIがクレカ戦略を攻略し切れればSBIが強い

自社で運用するクレジットカードがないからでしょうね。

>ユーザーとしては、カード会社より自分への恩恵として単に還元率を比べる

三井住友カードNL(ゴールド)の年会費永年無料条件を達成できない人は、楽天証券の楽天カード投資を優先すべきだと思います。
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●「たわら先進国株」と「VT」を半分ずつ保有中。
●つみたてNISA(SBI証券)は「たわら先進国株」を年初一括購入中。
●クレジットカードによる投信積立サービスを利用し、SBI証券・楽天証券・auカブコム証券で「たわら先進国株」を毎月5万円ずつ購入中。

●無リスク資産は、個人向け国債変動10とauじぶん銀行(金利0.2%)。

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